最後の言葉

もしもの話。
ヴィルヘルムが死ぬことがあったら、

死にネタきらいな人はまわれ右。

ヴィルヘルムが戦争のさなかに死ぬことがあったら、最後になにを云うかな？
なんてことを考えていた。

その時、誰がそばにいるだろう。
ミューラーさんかな？
いや、私の想像の中では、ミューラーは烈身状態になって、敵陣に飛び込んでいる。
なので、そばにいるのはリヒャルト。

「おめーはミューラーばっか慕っていたが、俺もおめーを息子のように思っていたぜ」
とか云ってくれると自分的に嬉しい。
リヒャルトは、号泣している。
リヒャルトは、それまで自分はミューラーさんさえ生きていればいい、と思っていると思っていたが、そうではなかったことが、この時点でわかるといいな。
自分には、大切な人が、ミューラーさん以外にもいたんだ、ってやっとわかるの。

「バカ野郎、泣くんじゃねえ、まるでこの俺が死ぬみてえじゃねえか」
うーん、このあたりのセリフはいろいろありそうだ。

ほんで、死なないで生きているといい。（どこが死にネタだあ！）


えー、
では、ミューラーさんなら、最後になんて云うのかなあ。

ミューラーさんが虫の息の時は、リヒャルトが烈身状態で、敵陣の中なので、そばにいるのはヴィルヘルム。

過去に、ヴィルヘルムに恩を感じる出来事があったりするなら、この時点でそれを云いそう。
そんで、
「あのボケたのむ……」
とかかな？

そんで、死にそこなって、リヒャルトに後でその話がしれて、ものすごく後悔する。



リヒャルトの最後のセリフは？

リヒャが敵に打たれたら、ヴィルヘルムが烈身状態になってくれていると嬉しい。（どうだろ、あるかな？）
そんで、そばにいるのはミューラーさん。

「ミューラーさん、ごめんなさい、負けちゃった」
「死ぬんじゃねえぞ、死んだら、殺す」
そのセリフに力なく笑って、ガクッとな。

「リヒャルト！　寝てんじゃねえ、このボケ！」
とか、ちと取り乱してゆってくれてると、嬉しい……。（どこまで腐ってるんだろ、この女）

そんで、リヒャ死ななくて、やっぱミューラーさん、後ですごく後悔する。